キチン質酢の作り方。無農薬でにんにくやネギ発生するサビ病が予防や治療できます。
今日はにんにくやネギなどのさび病予防に効果的なキチン質酢の作り方をご紹介します。
キチン質とは
キチン質とはカニやエビなどの甲殻類の殻や、カビや菌類の細胞壁にも含まれている物質です。
このキチン質を野菜に散布すると、キチン質を分解するキチナーゼという物質に分解されて、同じキチン質で出来ているさび病のもととなる菌の細胞壁も分解されるので、予防や一定治療効果もあるようです。
効果が期待できる病気
- サビ病
- 灰色カビ病
- うどん粉病
- etc...
キチン質の作り方
キチン質酢を作るには以下の材料を用意します。
- カニ殻 :洗って乾かしたもの
- 酢 :カニ殻が浸る量
- ペットボトル:入り口を広く加工
ペットボトルは殻を入れにくかったので、ペットボトルを切って使います。
切ったペットボトルにカニ殻を入れるんですが、カニ殻は身や塩気が付いているのでよく洗って、よく乾かしたものを使ってください。
後、殻は細かく砕いた方が抽出しやすいと思いますが、出来上がった酢に破片が混ざるので、あまり砕かない方が使いやすいです。
最後に殻が浸るぐらいの酢を入れれば完成です。
最初のうちは酢が激しく反応しているので、泡がもこもこ出てきますが、次第に落ち着いて来ます。この状態で密閉しないように少し隙間を開けて1週間程度抽出します。
完成
1週間経ってキチン質酢が完成しました。
キチン質の使い方
このキチン質酢を100倍から200倍に薄めて使います。
今回は症状が出ていない小さいにんにくに散布するので、200倍に薄めました。
2週間に一回ぐらいのペースで散布してあげると良いと思います。
終わりに
カニを食べる機会があればカニ殻は必ず手に入るので、毎年サビ病に悩まされているかたは是非試してみてください。
噴霧器で葉面散布すればより効果的です。
おわり