レモングラスを蒸留してフローラルウォーターとエッセンシャルオイルと作る
今日はレモングラスを収穫してエッセンシャルオイルとフローラルウォーター(芳香蒸留水)を作って行こうと思います。
蒸留器について
レモングラスが好きで毎年作っているんですけど、蒸留器を使えばハーブからオイルが抽出出来ると知って面白いなって思って早速蒸留器を購入しました!
それなりの量は確保出来るので、今回はこの12ℓの比較的大容量のものを購入してみました。
パーツが結構ありますが、説明書には組み立て方から抽出方法まで丁寧に記載してあるので問題なく作れそうです。
蒸留する銅管の部分は自分でシーリングして固定するのでそこだけ少し難しいですが、問題なく出来る範囲です。
この試験管みたいな部品に蒸留水が落ちてきて、エッセンシャルオイルとフローラルウォーターを分離できるみたいです。
要は油と水は油の方が水に浮くので、下に溜まった水から排出出来る構造になっているようです。
説明だと分かり辛いですが、実際に使ってるところを見てもらえば直感で分かると思います。
蒸留開始
組み立てが終わって、生活感凄いですがここで蒸留を行います。
素材のレモングラスはすごい勢いで成長しちゃっていて、沢山ありますが、容量的に1株で十分そうです。
収穫したてのこのレモングラスを使います。
蒸留器は洗剤で洗ってから、最初に水のみで初回運転で仮蒸留済みです。
鍋が冷めたら内側に上げ底を入れて、この上げ底まで水を入れます。大体2リットルぐらいですね。
そしたらさっき取ってきたばかりのレモングラスをハサミで適当に切って鍋に入れます。
大きさはとりあえず鍋に入ればいいやと思って、入るぐらいの大きさに切りました。
これを鍋8分目ぐらいまでミチミチに入れて、鍋に蓋をします。
鍋の中で熱せられた気体はこの銅管から登ってきて、鍋の上にある小さい水の鍋を通って水に戻ります。これが蒸留の仕組みですね。
蒸留水排出開始
温度計が90度超えてくると蒸留水が出始めます。
出てきました!
出てきましたけど、排出口から勢いよく出てくるので上手く試験管の中に入りません。
どんどん出てくるのでパニックになりながらとりあえずお箸を排出口に当てたら上手く入ったので急いでテープでお箸を止めました。
とりあえず上手く蒸留水を集めることが出来たのでこれで最後まで行きます。
このように、この試験管みたいな部品で蒸留水を集めて下の水の部分を右側から排出します。これがフローラルウォーターと言われる芳香蒸留水ですね。
フローラルウォーターは沢山出るので右側に別の容器を置いてフローラルウォーターを溜めておきます。
それで、左側の試験管の上に浮いているものがエッセンシャルオイルになるものです。
物なんですが、オイル浮いているか?
とりあえず1時間蒸留する予定なのでこのままやってみます。
1時間後
1時間蒸留しました。
蒸留し始めのものと比べてみて分かったんですが、最初と比べて蒸留水の色がずいぶん透明になってきました。
アロマの成分が少なくなってきたんでしょうか。
そして、残念なことにエッセンシャルオイルは抽出できませんでした。楽しみにしていたのに残念です。
とりあえず蒸留を停止して、フローラルウォーターを保管容器に移しておきます。
蒸留したものなので冷蔵庫で保存すれば1年ほど持つようですね。怖いので流石に飲まずに香り用だと思いますが。
鍋を漁ると、、、
レモングラスは緑色から茶色っぽく変わっていて匂いもそんなに強くないですね。
ちゃんと香りの成分は抽出出来ている感じはします。
なべ底に溜まった水は結構残っていますね。
というより凄い黒い緑色しています。
なんだこれ、オイルぽくも、良い香りも全然しないですね。
オイルが鍋底に溜まっている感じじゃないから、ちゃんとオイルが染み出てこなかったのかな。
手を抜いて細かく切らなかったのがダメだった可能性がありそうです。
最後に
フローラルウォーターはいい匂いでかなりの量が出来て満足ですが、次は細かく切ってエッセンシャルオイルが抽出出来るか試してみようと思います。
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