【液肥自作!!】強烈臭いスギナ有機液肥!0円とはいえこの過去一の臭さは、、
スギナって厄介ですよね。
僕の畑でもスギナを育てているんじゃないかと思うぐらい至る所で繁茂してて、駆逐するのは半ばあきらめているんですが、今日はそんな厄介なスギナを使って液体肥料を作ります。
液体肥料は水に漬け込んで雑草の養分を抽出/発酵させるマチェラートという有機農業の手法で作るんですが、イラクサという雑草を使うのが一般的みたいです。
ただ、スギナもミネラルの宝庫と言われるぐらい栄養が豊富なので、マチェラートで液体肥料を作るにはもってこいの雑草だと思います。
とりあえず、バケツいっぱいになるまでスギナを収穫しました。
スギナの純度を高めたかったので、スギナに付いた汚れや根っこに付いた土を洗い流します。
洗い終わったら、包丁やハサミを使ってスギナを切ります。
切ることでカサも減るし発酵しやすくなります。
この時バケツの中が見えないので手を切らないように気をつけてください。
不安であればバケツの外で切ってください。
切り終えたら、スギナが浸かるぐらいの水を入れます。
スギナが完全に隠れるぐらいの水が入ったら、スギナが浮いてこないように重しを乗せます。
簡易的なものだとビニール袋に水を入れてそれを重しにすることが出来ます。
形も自由に変わって、バケツのサイズにジャストフィットしてくれるので簡単に密閉した重しになります。
重しを乗せたら、虫が入ってこないように、もう一つビニール袋を使って蓋をします。
被せたビニール袋を更に紐で縛って密閉します。
この状態で3週間日陰に置いておいたものがこちらです。
見た目はもずくの様に見えますが、人間が食べてもいいような匂いでは無くなってますね。
これを液体だけ濾し取りたいんですが、強烈に臭いです。
ドクダミ液肥を作った時の10倍は臭いです。
ドクダミ液肥は臭さの中に、多少ドクダミの爽やかさがあったんですが、
スギナの場合のそれが一切無くて、単に激臭で吐きそうです。
なんとか液体を濾し取れました。
せっかくなので、EC計で液体の濃度を計測してみます。
上限値にかなり近いですが、9600μs/cm(マイクロジーメンス・パー・センチメートル)以上ありますね。
なので10倍の水で薄めれば丁度いい感じの液体肥料になると思います。
この液肥を容器に詰めます。
しょうがなく素手で液体を触っちゃっていますが、この後丸一日匂いが取れなくてものすごい後悔するので、ゴム手袋をして作業することをオススメします。
後、直接匂いを嗅ぐとリアルに2回ぐらい吐く直前まできたので、マスクは必須ですね。
この抽出し終わったスギナも堆肥として使えるとので、畑に放っておきました。
後、容器に入らなかった液肥は今撒いちゃいます。
500mlぐらいだったので、10倍の5Lで薄めます。
大体狙った1000μs/cm(マイクロジーメンス・パー・センチメートル)ぐらいの濃度になっていますね。
最後に
使ってみて気がついたんですが、この液肥は10倍で薄めてもかなり臭うので、住宅街の家庭菜園とかではやらない方が良さそうでした。
僕も効果が凄ければ別ですが、匂いがキツ過ぎるのでもう作らないかもしれないですね。
匂いが我慢できて、周りが畑の様な立地の方であれば問題ないと思いますので、そういった方は作ってみるのもいいかと思います。

EC計は1本あれば色々な濃度の目安にはなるので持っておくと便利ですヾ(≧▽≦)ノ
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おわり